ハリー・ハーロウ 20世紀の前半に活躍したアメリカの心理学者

発達心理学における母性愛について、
ウィスコンシン大学で、アカゲザルの仔と、人工の代理母を用いて実験
簡単に言うと「赤ちゃんに母の愛は必要か?」を調べる実験

まず、最初に行ったのは、母親がいなくても、餌さえ与えれば育つのでは?
写真のように、針金の母と布にまかれた母を使用
この2人の母から哺乳瓶でミルクをあげても、サルは問題なく成長しました。
しかし、順調に見えた実験ですが、問題が発生しました。
赤ちゃんの成長に不可欠な好奇心がないサルに育ってしまったのです。
好奇心がないさるは、学ぶことができず、すぐに死んでしまいました。
実験失敗です。
そこで、ハリーは違う方法で再トライしました。

温かみのある、本物に近い形の母にしみてはどうか?
そこで温かみのある布製母と冷たい針金の母で、育てて見ることにしました。
実験が進むうちにサルは食事以外のほとんどの時間を温かみのある布製母と過ごしました。
この、温かみのある布製母で育ったサルだと、好奇心が育ち生きる為に必要な機能がしっかり身につきました。
実験は成功!
ハリーは大々的に発表
「子育てをする人は、温かみのある布製母のように肌の接触が必要不可欠」
発表後は、世間から大バッシング
なぜ?
女性に対して、家で家事と育児をしている事が正しいんだともとれる実験結果だったからです。
実験を中止しろ、女性の社会進出を推奨する団体や動物愛護団体などから抗議が殺到しました。
その際に、ハリーは言いました。
「100万人の虐待される赤ちゃんを救うためなら、サル10匹を殺すことをなんとも思わない」
上記の虐待は、親によってのDVだけではなく、
愛を知らず、成長ができない赤ちゃんも含みます。
正確に愛の正体を調べることで、これから生まれてくる全ての赤ちゃんが救われると信じていただのです。
仲間とのコミュニケーションが性格を形成する
何年かたって、この実験で育ったサルも親になる時期がきました。
すると、またしても事件が発生しました。
生きてるための機能が充分に備わったかのうに思われていたサル達ですが、
攻撃性が強く、群れに入ることができなかったのです。
子作りの仕方もわからず、オスザルに攻撃するメスザル
ストレスから、自分の指や、腕を噛むサルが、後をたちません。
ここで、ハリーは自分の理論が間違っている事に気づき。
実験は振り出しに戻ります。
その後も実験は失敗を繰り返し、攻撃性がなぜ?治らないのか?
原因を追究する為、解剖した結果
脳にある、前頭葉の発達が弱く他者の気持ちを考える事ができない状況だとわかりました。
その結果を知り
新しく導入したのが、正常な育ち方をした、同じ年齢の仲間との遊びを取りいれるです。
同じぐらいの年齢のサル達と遊ぶ事で、他者の気持ちがわかるサルになる、
そう考えたからです。
結果は大成功でした。
赤ちゃんに必要な愛とは、
1、母親や近い人との肌の触れ合い
攻撃性をなくす為に必要な事は、
2、同じぐらいの年齢のサル達とのコミュニケーション
肌の触れ合いの経験がないサルは、次のステップの他者と遊ぶ事ができません
では、なぜ肌の触れ合いがないサルは他者と遊ぶ事ができないのか?
答えは、赤ちゃんの行動にありました。
初期の実験で、好奇心が育たなかった実験がありました。
どうやって確かめた?
織の中におもちゃを入れたのです。
それに、まったく興味を示さなかった為、恐怖心が好奇心より上だった事がわかります。
温かみのある布製母の場合は、
好奇心が恐怖心より上だった為、おもちゃで遊ぶ事ができました。
なので、
好奇心が恐怖心に勝てる範囲だけで遊ぶのです。
この信頼できる基地がないと、赤ちゃんは、恐怖心で動く事ができません。
ここまでが、ハリーの実験で分かった事です。
ここから先は、私の調べた愛です。
子供達が愛をどこで感じているか?調べました。
見つけた答えは、男女で違いました。
答え、
男の子は、食事です。
男の心をつかむには胃袋からというように、食事で男の子は愛されてると感じます。
女の子は、肌の接触と、一緒にいる時間です。
この愛の感じ方の違いを理解してないと、男の子の子育ては大変です。
ひとりでも多く、好奇心いっぱいの子に育つ事を願ってます。
